1er cru

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坐忘林2

部屋で一息ついてラウンジでお薄を頂く。その空間には凛とした静けさと心地いい疎外感、雄大な自然しかない。

隣にはとても有名な方が。全く自然体でこの空間を静かに愉しんで。

雄大な羊蹄山をバックに、それらの小宇宙。

 

 

ゆっくりしながら見回していると、明らかにお茶専門の人、庭専門の人、盆栽専門の人とがいる。勿論レセプション、バトラー、料飲は別で。

とても大事な事だと思う。

理想ではあるが、実際これをできているところはどこを見回しても恐らくほんのひとつまみだと思う。(料理の完璧さも含め)

それがこんな人里離れた場所にあった。

明らかに今まででステイしたところとは別世界。来年の春にアマネムに行こうかと悩んではいたが、恐らく全ては杞憂である。

来年もここに来ることが一番の正解だと感じる

今まで自分でも小さくてもいいから、このような空間とお店を確立したいと頑張ってはいたが、本物を目の当たりに全てが無意味に思えた。

とても雄大な空間の中で自分の小ささを痛いほど実感した。

 

酒と料理に至っては、正直。。。予想をはるかに超えて異次元の幸福。

まさか日本国内でここまで打ちのめされる空間があったとは思いもよらなかった。なんてちっぽけな自分を見つけてしまったのだろう。

そろそろ引退の時を感じる。長くすることにも何か意味はあると思うがパフォーマンスが低下しては意味がない。しない方がまし。

辞める時期を決めよう。