1er cru

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22年前に

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眼鏡を新しく変えました。新しくと言うよりも昔使っていた物に戻りました。(曲がりやすいのでプライベート用と仕事用に2種類)

22年前の当時、日本では京都にしか売っていなかったメーカーで当時の私のバイブル「Meets」を見て一目ぼれしたものを京都から取り寄せていました。

いくつか買った中でも特に気に入っていたのがMP2です。同じシリーズで淡い黄色のリムに薄いブルーのクリップレンズを付けて。当時の私にはとても高価なセットでしたが奮発した記憶があります。

そんな若かりし時に初めてパリに行ったとき、カフェで隣に座った男性がとても格好良い眼鏡をつけていました。

当時フランス語なんてほとんどわからなかったのですが、勇気を出して声をかけて彼がつけていた眼鏡を教えてもらいました。

すぐ近くにお店があるから一緒に行こうか?と言われて連れていってもらったお店が

今は有名なアラン・ミクリでした。

昔は日本ではほとんど知名度もなく、私も名前と数種類のシリーズだけは写真で見たことがある程度でしたが、その斬新なデザインとエアリー感に一瞬で心奪われ、

虜になりました。

 

一緒に行った男性は私に全く分からないフランス語で沢山説明してくださり、熱心に説明してくださり、とてもフレンドリーにしてくれていましたが

私はその時間の中で徐々にその男性こそがアラン・ミクリ氏であることを理解していきました。

とても興奮して選んでもらった記憶がまだ鮮明に残っています。

 

帰国する際に買った眼鏡を税関で申請する時、お姉さんに良い眼鏡ねって言われてお姉さんが私の申請している眼鏡をかけて「頂戴」って悪戯な表情で話したのも良い

思い出です。

 

その後はウォルフガング プロクシュに変えたりとしていました。

 

いざ自分でお店を出した時に眼鏡の不便さに嫌気がさしてコンタクトに変えたりしましたが角膜の問題から結局眼鏡に戻りました。

ずれてきたり、曇ったり、汚れたり、曲がったりとねぇ、まぁ、コンタクトに比べるととても疲れますが。。

 

22年経った今から昔愛用していた物に戻るなんてどうかしてますが、当時の物より改良されてて以外に良い感じです。レンズの大きさが今までと違うので

多少慣れずで疲れますが。

新しい物を買って、昔に戻れるんだからなんか良いな。